2007-01-01から1年間の記事一覧

スタッフの顔が見えてくる。

いろいろなことがある。 落ち込む事もあれば、嬉しい事も…。 甲斐田組で撮影したフィルムが、アメリカでの現像が終わり、日本に到着した連絡を受ける。ドキドキする。8mmは、この瞬間がいい。どんなふうに映っているんだろうか? 映ってなかったどうしよう、…

眠い。暑い。眠い。

クランクアップ以来、なんだかクタクタである。眠い。暑い。眠い…。 先週の終わりには、たむらさんとまた下北沢で夜明けまで痛飲する。雑談。監督とカメラマンは、どちらがより女優を愛するか、というような、たわいもない話。でも、カメラマンがどんなに愛…

ワンピース

甲斐田組の8mmフィルムは、全部アメリカの現像所に旅立った。どんな画になっているか、楽しみ。 今週は、月曜日、火曜日と渋谷のユーロスペースで上映されているPFFにワンピースの新作を見に行った。今回の『砂漠(仮)』にも出演していただいた鈴木卓爾さんと…

甲斐田組『砂漠(仮)』がクランクアップしました。

甲斐田祐輔組『砂漠(仮)』が全編8mmで撮影されたクランクアップしました。 芝居部分は、29日に、31日にアフレコをやって、本日の実景撮りでクランクアップ。今回もまた疲れたけれど、得るところの多い現場だった。毎日吐きそうだったけれど、やはり面白い現…

甲斐田組は続く

若い現場につきものの様々な問題を抱えながらも、甲斐田祐輔組は順調である。 土曜日、日曜日と出資会社のフロアをおかりして、主人公ユキエの会社のシーンを撮影する。 日曜日の出演は、江口のりこさん、矢吹春奈さんに加え、真島役のARATAさん、会社の同僚…

甲斐田祐輔組『砂漠(仮)』がクランクインしました。

現場につきものの諸々問題はあるものの甲斐田祐輔組『砂漠(仮)』が、渋谷にある出資会社のオフィスをお借りして、本日無事クランクイン。よかったよかった。 はじめは探り探りに見えた甲斐田演出も、午後には独特の粘りを見せて終了。 今日の出演は、主演…

『更地』と『ベケットと「いじめ」』

去年、『赤い文化住宅の初子』を製作した時に、大杉漣さんに出演していただいた。 現場での待ち時間、太田省吾さんが主宰し、大杉さんが所属していた転形劇場の話になった。『更地』の稽古場についた話をすると、大杉さんは、付き合いが長いのにそんな話、初…

太田省吾さんのこと

演出家の太田省吾さんが、13日肺癌で亡くなったことをニュースで知った。 悲しくて言葉もでない。 太田さんの芝居、転形劇場の芝居は、赤坂のアトリエ時代から氷川台のT2スタジオまでよく見に行った。沈黙劇と呼ばれる『水の駅』などに衝撃をうけた一人では…

甲斐田組の準備が続く。

甲斐田祐輔組は21日のクランクインに向けて、準備中。 カメラテスト、打ち合わせ、メインロケハンなどなど助監督たちも製作部もくるくると動いている。 実際に撮影現場となる馬喰横山のビルで、8mmのカメラテストをする。主演の江口のりこさんにも来ていただ…

エドワード・ヤンと大和屋竺

台湾の映画監督エドワード・ヤン(楊徳昌)の死を伝えられる。 激しくショックを受ける。彼もまた癌だったと聞いた。ヤン監督には一度だけ会ったことがある。『カップルズ』の頃だったと思う。シニカルな視線を持った、とても頭の良い人だった。かつて『クー…

エパーヴ、derek jarman’s garden

ブリコラージュの面白さと攻撃性については、よく考えないといけない。FOILの竹井正和さんが書いた『きょう、反比例』を読む。 面白い。勇気づけられる。竹井さんがリトルモア以前に所属していた径書房の原田奈翁雄さんとの話が興味深い。映画のプロデュース…

いろいろなことがあった。

いろいろなことがあった。 友人でもあり、優秀な編集者だったTさんが亡くなった。癌だったそうだ。体調が悪いとは知っていたが、そんなに悪いとは思ってもみなかった。月曜日がお葬式だったそうだが、それも知らなかった…。友人というには疎遠だったかもしれ…

封印された星

低気圧のせいか、首が痛い。 首がヘルニアなのだ。この時期は、とくに辛い。早く梅雨が明けますように。まだ入ったばっかりだけど。 今週は、日向朝子監督のシノプシスがあがってきたので、打ち合わせをする。例よって、ああだこうだとシノプシスを長時間ひ…

8mmフィルム

暑い…うえに眠い。 暑さで体力を奪われているような気がする。腹が減っては眠くなり、くちくなったと言っては眠くなる。これじゃ、ただ眠いだけじゃないか…。考えてみると、高校以降ずっと眠いような気がする。人生の2/3は眠いんじゃないか? 甲斐田祐輔組の…

砂丘

週末、法事でH市の実家に帰る。昨年亡くなった祖母の1周忌と母が大学生の時に亡くなった祖父の50回忌。ほとんど眠らないままに新幹線でH市へ。医者の従兄が、人の顔を見るなり、検診に来いと言う。すみません。今回の帰省は、甲斐田組のロケハンを兼ねている…

浦安にシナハンと『ロック母』

昨日は、タナダユキ監督(『赤い文化住宅の初子』は、渋谷シネ・アミューズから渋谷シネ・ラ・セットに場所を移し、『16 [jyu-roku]』と二階建てで続映が決定)、脚本家Mとシナリオ・ハンティングで浦安に行く。 昼食を食べながらの作戦会議のあと、境川沿…

カウリスマキと森崎東監督

月曜日に茅ヶ崎の森崎東邸へ。 いろいろ打ち合わせ。監督は79歳で、まだお元気そうなのだが、うちの父親は70歳ですでに現役を引退している。少し前に見たアキ・カウリスマキ監督の新作『街のあかり』を、森崎監督絶賛する。森崎監督とカウリスマキの取り合わ…

レベル・サーティーンが公開になりました。

宣伝部が手がけているマシュー・チューキアット・サックヴィーラクル監督の『レベル・サーティーン』が、シネセゾン渋谷のレイトショーで公開になりました。たくさんお客さんが入ってよかった…。ハードな作品にも関わらず、カップルが多くてびっくり。しかも…

日々。

昨日は、タナダユキ監督(『赤い文化住宅の初子』がシネ・アミューズで公開中)の新作の脚本打ち合わせ。脚本家であるMの第1稿を前に、M、タナダ監督、共同プロデューサーのYのみんなであれやこれや話す。初稿なのに、文句の付けようがない素晴らしい脚本。…

仙台のことなど

仙台へ日帰りの打ち合わせ。 奥原監督の新作のための仙台打ち合わせが、2週間に一度続いている。 今日は、仙台郊外にあるスタジオへ。HDの編集ができ、5.1chanのMAルームがあって、セットが組める…。地下鉄の終点でスタジオの方が迎えに来てくれていて、車に…

撮る喜び

甲斐田祐輔組の打ち合わせが続く。 音楽は、甲斐田監督の前作でもある『すべては夜から生まれる』のサウンドトラックも担当したコンボピアノの渡辺琢磨さんに依頼する。今日は、ざっとした音楽打ち合わせ。スケジュールの事。ラジオから流れてくる曲で踊るシ…

そういう訳さ ハニー

移動中、ムーンライダーズのシングル「ゆうがたフレンド(公園にて)」と『青空百景』を続けて聞いていて、ふと涙ぐんでしまう…。若いってこういうことなんだ。年をとるって、こういうことなんだ。すごいバンド。 物は壊れる 人は死ぬ そういう訳さ ママン …

レベル・サーティーンのことなど

どたばたと忙しい…。 いよいよ甲斐田祐輔組が始動する。尊敬するベテラン俳優のMさんの参加が決まる。また始まるのだ。今回のカメラは、たむらまさきさん。青山真治監督の『ユリイカ』や『SAD VACATION』の名匠である。それに、たむらさんも初めてという撮影…

奥原浩志監督『16[jyu-roku]』が公開されました!

奥原浩志監督『16[jyu-roku]』が公開されました。 今日は舞台挨拶でした。いらしていただいた立ち見のお客さん、ありがとうございました。いらっしゃれなかった皆さんも、是非ご覧いただいて、この作品を楽しんでいただければ嬉しいです。それから、今日来…

明日から『16[jyu-roku]』が公開になります。

明日から奥原浩志監督と作った東亜優主演の『16[jyu-roku]』が、渋谷シネ・ラ・セットで公開になります。タナダユキ監督の『赤い文化住宅の初子』のスピンオフとして製作しましたが、奥原監督の作品として『16[jyu-roku]』だけでも十分に楽しんでいただ…

いろいろある。

なんとなく疲れる…。 今日は打ち合わせが満載。昼からユーロスペースのH氏と昼食をとりながら、定例会。といっても別に飯を食うだけなのだが。ユーロスペースで上映する作品についてのあれやこれやの打ち合わせを兼ねてはいる。H氏の支配人としての考えを、…

キュレイターの仕事

まっ、別に分かっていることではあるのだが、結局は自分でどうしにかしなくてはならないのだ。 それはともかく日帰りで出張先の仙台から、とんぼ返り。 仙台は空気が澄んでいていい。今、いちばんいい季節かもしれない。遠くの山の上に雪がまだ残っているの…

『ユルスナールの靴』のことなど

朝、うちの猫に顔を殴られて起きる。 うちの猫は、ひとの顔を殴る。起きないと、続けて何度も殴る。多分、腹が減っているのだと思う。 林容子『進化するアートマネージメント』を読む。 丁寧にアートマネージメントの基礎を押さえつつ、展望と課題をまとめて…

なんか…。

なんかバタバタと日々が過ぎる。 『赤い文化住宅の初子』の公開が始まり、『16[jyu-roku]』の公開も5/26(土)に迫った。企画書を書いて、甲斐田祐輔組の準備のあれやこれや…。雑務も多い。奥原浩志監督とも新作の打ち合わせをした。監督から脚本の構成に関…

脚本のこと、坂井真紀さんのことなど

甲斐田祐輔監督と俳優Aの初顔合わせをする。 Aと役作りについて話し合う。オーソン・ウエルズが監督したカフカ原作『審判』の話になる。そうなのだ。甲斐田監督とは、よくこの映画の話をするのだが、今回、特にAにお願いしている役には、カフカ的な要素が多…