奥原浩志監督『16[jyu-roku]』が公開されました!

hogodou2007-05-26

奥原浩志監督『16[jyu-roku]』が公開されました。
今日は舞台挨拶でした。いらしていただいた立ち見のお客さん、ありがとうございました。いらっしゃれなかった皆さんも、是非ご覧いただいて、この作品を楽しんでいただければ嬉しいです。それから、今日来れなかったスタッフの皆さん、キャストの皆さん、この作品にご協力いただいた皆さん、ありがとうございました!
1月の終わりから撮影を始めた作品が、5月に公開なんてメジャー並のスピードだったが、奥原監督は、よりいいものを見せたいとギリギリまで粘って作品を作り上げた。主演の東亜優さんをはじめ、柄本時生小市慢太郎松岡俊介という面々が再会。助監督のMは、メイキングとして舞台挨拶の撮影で参加。東さんのメイクは現場と同じSさん。もうひとりの助監督Kも、忙しくて作品を見ていなかったので劇場に来ている。小市さんは舞台挨拶で「サキとヤマジが夜のファミレスで一言も喋らずに寄り添っているシーンが好きだ。最近は言葉でやりとりをする映画が多いけれど、奥原監督の映画は、そういう映画ではない。言葉がなくても二人の感情が伝わってくる。それが映画なんだ」というようなことを言ってくれた。松岡さんが、横で頷いている。嬉しい。二人とも、奥原作品の良いところをちゃんと観てくれている。
舞台挨拶が終わって、みんな初日打ち上げへ。旧交を温め合う。
みんな、また現場で会いましょう!! 
ちょっとだけ打ち合わせをして、喧噪の渋谷を逃れ、ひとりで下北沢の喫茶店に行く。学生時代から行っていた店である。ちょっと前まで渋谷にも店があって、ひとりで考え事をしたい時には、そこにもよく行った。コーヒーもとてもおいしいのだが、その見せに入ると静かで渋谷の煩わしさが嘘のようだった。渋谷の店は閉じてしまったので、残念だ…。青柳いづみこ『水の音楽 オンディーヌとメリザンド』を読み、自家焙煎のコーヒー豆を買って帰る。
今日のiPod キース・ジャレット『ケルン・コンサート』