日々。

hogodou2007-06-07

昨日は、タナダユキ監督(『赤い文化住宅の初子』がシネ・アミューズで公開中)の新作の脚本打ち合わせ。脚本家であるMの第1稿を前に、M、タナダ監督、共同プロデューサーのYのみんなであれやこれや話す。初稿なのに、文句の付けようがない素晴らしい脚本。細かい提案を幾つか。もう一押し。近日中にシナハンをすることにする。
今日は、宣伝部が手がける廣木隆一監督の新作『M』のポスター撮り。
美央、高良健吾大森南朋荒木経惟さんが浅草のラブホで撮り下ろし。
廣木隆一がポスター撮りのメイキングを自ら回している。
その後は、甲斐田組のメイクの打ち合わせ。奥原浩志監督『16 jyu-roku』(こちらも渋谷シネ・ラ・セットで公開中)も手がけてくれたSさんがメイクで参加してくれる。『16 jyu-roku』のっ助監督Mも参加してくれる。夕方から、某事務所のUさんに9歳の新人女優を紹介してもらう。9歳の女優は、顔に小さな傷。鬼ごっこをしていて転んだという。微笑ましい。でも、すごく面白い。
甲斐田組は、ベテラン女優のYさんに続き、メインキャストの最後の一人が、映画監督であり俳優のSに決まる。一番頭を悩ませていたキャストなのだが、ふとSのことを思い出した。出番はわずかだが、物語の進行の上で、印象に残らなければアウトになりかねない重要な役。しかも難しい演技があって、経験の少ない共演者のYを、うまくリードしてくれる俳優が必要だったのだ。Sがやってくれれば大丈夫、と確信していた。Sの快諾が嬉しい。長電話。Sはヒロインを演じる共演のEとの再会や、初顔合わせになるAとの出会いをとても楽しみにしてくれる。そして何より今回の特殊な撮影方法をおもしろがってくれている。彼と話をするのは楽しい。いつか、Sと一緒に映画を作りたい。Sのためなら何でもする、と約束している…。
ともあれ、キャストがほぼ固まり、やれやれ。
引き続き、瀧口修造の『余白に書く』を読む。
古本屋の月の輪書林、高橋さんから目録が届いている。今回は三田平凡寺特集。驚愕する。これについては、また。
今日のiPod XTCブラック・シー
最近無性にXTCが聞きたくなった。アンディ・パートリッジの攻撃的なポップに嬉しくなる。