レベル・サーティーンが公開になりました。

hogodou2007-06-09

宣伝部が手がけているマシュー・チューキアット・サックヴィーラクル監督の『レベル・サーティーン』が、シネセゾン渋谷のレイトショーで公開になりました。たくさんお客さんが入ってよかった…。ハードな作品にも関わらず、カップルが多くてびっくり。しかも舞台挨拶があるわけでもない外国映画のレイトショーにたくさん人が来てくれているのが嬉しい。劇場は、今どこもレイトショー枠が厳しいが、レイトショーにお客が入らないのは、映画を見るということ/映画を見せることに対する地力がないことの証明のような気がしている。なにより、配給の人間としては、レイトショー育ちなので、いろいろな実験が出来るこの枠が大好きなのだ。今日来ていただいたお客さんの皆さん、ありがとうございました。私は、この映画、ハードというより、ちょっと笑ってしまいます。皆さんも是非ご覧になって下さい。
昨日は、幾つか打ち合わせ。
タナダユキ監督の新作の出資に関する打ち合わせをH社のY氏と。少しずつではあるが前進しているのが嬉しい。間を縫って、いろいろな連絡の電話をする。夜は、渋谷シネ・ラ・セットで公開中の『16[jyu-roku]』の音楽を担当してくれた杉本佳一さんが劇場でミニLIVEをしてくれるイヴェント。杉本さんの美しい音が響く。奥原浩志監督も来ていて、打ち上げ。場所を変えて、引き続き深夜まで飲む。音楽のこと、奥原監督の新作のこと、侯孝賢監督の映画…例えば『憂鬱な楽園』『恋恋風塵』などのこと、ガス・ヴァン・サント監督の映画…『ジェリー』『マイ・プライベート・アイダホ』のこと、エドワード・ヤン監督『クーリンチェ少年街殺人事件』のこと、王家衛監督の映画…『今すぐ抱きしめたい』『欲望の翼』『楽園の瑕』『ブエノスアイレス』のこと、モンテ・ヘルマン監督『断絶』のことなどなど話す。映画の話は楽しい。奥原監督も、そして私も楽しんだ映画の数々…。そんな話は楽しい。『16[jyu-roku]』には、侯孝賢の『憂鬱な楽園』やガス・ヴァン・サント監督の『ジェリー』が影を落としている。店を出ると空が白んでいる…。
瀧口修造『余白に書く』読み継ぐ。
今日のiPod XTCApple Venus, Pt. 1 』