アンニュイは敢えて言えば絶対的な非ファシズムです。

hogodou2007-10-23

依然として風邪である。
そして、いろいろなことがあるので、愕然として危うく禁煙しかける。別に禁煙してもよいのけれど。
この1週間にあったいろいろなことは、あまりのことに上手く書けない。とにかく吐きそう。今日は、途中で熱が出そうになった。ヨロヨロと渋谷を事務所に向かって歩いていたら、職質される。不愉快。しつこく職質した理由を警官に聞く。大変な事になりかける。
ドクターキリコ事件に関する文献を読んだ。
『Dr.キリコの贈り物』『私が死んでもいい理由』『インターネット自殺毒本』…。
読みながら、丹生谷貴志さんと鈴木創士さんの対談の一節を思い出す。
「むしろ危険なのは、何もやることがないという状態からの脱出を夢見始めてしまうことであり、また、やることがない状態を人間が耐えられないと信じ込んでしまうことだと思う。アンニュイは敢えて言えば絶対的な非ファシズムです。何かしなければならないっていう切迫はファシズムです(笑)」
丹生谷さんの『死者の挨拶で夜がはじまる』に収録されている「一番重要なのは、やることがないという状態を引きうけるとは何か、ということです」は、とても重要な事柄が詰まっているように思えて、何度でも読んでしまう。
『『悪霊』神になりたかった男』も読了。
ドストエフスキーの『悪霊』が読みたくなる。初めて読んだのは、高校時代だったか…。
力なく、ゆらゆら帝国の『空洞です』を聞く。