明日から『赤い文化住宅の初子』が公開です。

hogodou2007-05-11

明日からタナダユキ監督の『赤い文化住宅の初子』が渋谷シネ・アミューズで公開になる。
嬉しい事がひとつ。
今日の朝日新聞の夕刊に『初子』の映画評が掲載された。評者は、映画評論家の秦早穂子さん。とてもいい文章だった。
どこかで古典的とも言えるシナリオ作りをタナダ監督とはしていたので、こういう場所で評してもらえたのはとても嬉しいことだ。タナダ監督と作業をしている時には、どこかで師匠である(本人はお前のような弟子を持った覚えはないと言われそうだが)澤井信一郎監督から教わったことが頭の片隅にあるのだ。奥原浩志監督とは、どうかというと、自分が見てきたヨーロッパや台湾の映画の記憶が基盤にある仕事をしてるのだと思う。
ともあれ、明日は初日舞台挨拶もある。
昨日は、タナダ監督と脚本家Mと新作の脚本打ち合わせ。
ひとしきりにっかつロマンポルノの話。78年に撮られた根岸吉太郎監督のデビュー作『オリオンの殺意より・情事の方程式』のことを話す。ロマンポルノに好きな作品は多いが、傑作なのだ。
今道友信の『美について』を読む。
これは大学時代、何かの授業のテキストだった記憶がある。美学入門ともいうべき一冊。とても示唆的な下りがある。面白い。
今日のiPod 今日も何も聞けず。事務所のCDプレーヤーは、デヴィット・ボウイの『スケアリーモンスター』。