東京は忙しい。

東京は忙しい…。
昨日は、仙台に出張。仙台は、初めて。空気がキレイでびっくりする。たしかに天気もよかったのだけれど、あまりの清々しさに少し歩く。どこを歩いたのか説明できないが。むこうでも、確かに忙しかった。スケジュールが結構詰まっていて、行き帰りの新幹線をはじめ、ミーティングが続く。せんだいメディアテークのO氏にも会った。でも、空の広さだろうか…伸び伸びした心地よさがあった。東京は、何かみんな不安そうに見える。自分の不安を他人にぶつけて、安心しようとしているようだ。街にも人にも余裕のなさが、この圧迫感を生んでいる。もちろん、自分も例外ではないのだが。
仙台での仮題は、いろいろあったのだが、ひとつの目標は、ここを舞台にしてある映画をとることができるかということだった。何度かこの街を訪れる事になりそうだ。
メディアテークで出たばかりの『ペドロ・コスタ 遠い部屋からの声』を買う。
かつてロカルノ映画祭で『ヴァンダの部屋』を見た時の驚きは、今も覚えている。
ヴァンダが咳をするたびに、見ている自分の神経がやられいくような凄い作品だと思った。新作の『コロッサル・ユース』は来年日本でも公開される。
有元利夫の晩年の日記とデッサンを収めた『もうひとつの空』を読む。
「絶筆『光を集める人』は、崩れやすい、はかない美の性質を感じとった有元が、素早くとらえて画布に定着させた独特の美であった。その終止符のはなやぎに、消え去り、崩れやすい夕映の本当の美を見てしまった有元の孤独がある。」
美とは何だろう？
引き続き『16 jyu-roku』や『赤い文化住宅の初子』のHPを更新する。
http://16-movie.com/
http://www.hatsuko-movie.com/

今日のiPod　今日は何も聞いていない。