働く。

hogodou2007-04-27

働く。
赤い文化住宅の初子』の公開がいよいよ5/12に迫り、宣伝部は大わらわ。ささやかながら、奥原浩志監督の『16[jyu-roku]』のHPをオープンさせる。http://www.16-movie.com 甲斐田祐輔監督の新作のための準備。某ファンドとの打ち合わせ。GW明けの東北出張が決まる。現像所と打ち合わせ。タナダ監督の新作の打ち合わせなどなど…。ふと気が付くと苛ついている自分に気づく。苛つく理由は、分かっている。
カメラマンの田村正毅さんから電話。
作品に使用するフィルムの英語の資料が、郵便で届いていたのだ。研究しておいて下さい、と電話の向こうで田村さんが笑う。研究しておきます。なんだか、こっちまでニコニコしてしまう。田村さんの本気に嬉しくなる。
本屋で、雑誌『舞台芸術』が、「ジュネ/ベケット/フォアマン」という特集を組んでいる。
それを見ながら思った。世の中は、大きな、莫大な予算をかけた映画に傾いていても、ぼくは掌で慈しむことが出来るような小さな映画を愛している。マイナーポエットの小ささが、抱きしめたくなるくらい好きだ。結城信一や、上林暁や、小山清の小さな小説を愛している。
今日のiPod ゲンリヒ・ネイガウス『ロシア音楽集』
ロシア・ピアニズモのネイガウスが弾くスクリャービンラフマニノフプロコフィエフショスタコーヴィチ…「束の間の幻影」がいい。