奥原浩志監督『16』完成!

hogodou2007-04-12

奥原浩志監督作品、東亜優主演の『16[JYU-ROKU]』が完成しました。
試写の後、みんな笑顔が嬉しい。可愛らしい作品。若干の調整はあるものの、これで完成。奥原監督の声も弾んでいる。東のサキ、柄本時生のヤマジは、どこかで自分の生を生きているのだろう。そして、もう少したったら、またサキやヤマジと再会してみたい。そんな気持ちがする愛しい作品に出来あがった。実は、『青い車』のずっと前に、サキとヤマジは、別の台本の中で生きていた。その台本は映画にならなかったが、今回、東亜優柄本時生という二人の俳優を得て、別の形で生きはじめたのだ。だから、リハーサルの日、東と時生がサキとヤマジを初めて演じた時、監督とは顔を見合わせたものだ。サキとヤマジがいる!
試写が終わった後、東、プロデューサーたち、出演してくれた渡辺真起子とお茶。クリーム白玉ぜんざいと抹茶で完成を祝う。僕らはまたサキとヤマジに出会えるだろうか?
夜になってむかつくことがある。
自分は戦略は大事だと思っている。映画は商品なのだから当然だ。でも、戦略だけで映画を創ってはいない。
AMAZONからモンテ・ヘルマン監督『断絶』のDVDが届く。モンテ・ヘルマン監督の映画が好きだ。『コックファイター』『銃撃』。どれも好きだ。見たい。でも、見てたら、明日起きれない!!
寝る前に、堀辰雄。『大和路信濃路』を読む。早く『かげろふの日記・曠野』を読みたいと思うが、わざとゆっくり読んでいる。
今日のiPod アルボ・ペルト『Tabula Rusa』