アンダーグラウンド

hogodou2007-01-06

奥原組の準備、これからの作品の仕込み、雑事で連日一日が終わる。
昨日は、吉祥寺に昨年オープンしたばかりの古本屋『百年』にイヴェントの打ち合わせも兼ねて行く。
渋谷のユーロスペースでもうすぐ公開される足立正生監督の映画『幽閉者』のトークイヴェントの打ち合わせ。
『新しい神様』の土屋豊監督が製作してくれたメイキング作品『幽閉者たち』を上映後、足立監督と喋るわけだが、店主から出された御題は「アンダーグラウンド」。
映画に限らないが、表現というものが“抵抗”というものと関係があるのならば、それを最も体現するのがアンダーグランドであるか? この映画を作る過程で、そんな場面に何度も出会った。
もう10年近く前になると思うが、フィリップ・ガレル監督が初めて来日した時に言っていた事がある。佐藤奈々子さんとの対談の最中だ。「ちょっと待ってくれ。君の言っているアンダーグラウンドと、僕のアンダーグラウンドはちょっと意味が違うな」「僕が言っているアンダーグラウンドとは、誰も賞賛をも期待しないという意味でのアンダーグラウンドだ」。
その後、何度か彼と一緒に時間を過ごす機会を持ったが、彼のことを本当に尊敬している。

『百年』でのイヴェントは、1/26(金)20:00から
http://www.100hyakunen.com/

鶴屋南北は、ちょっとお休み。『夢野久作の日記』を拾い読み。『ドグラ・マグラ』の夢野久作の残した日記である。

今日のiPod Ground Zero『Last Concert』
爆音で聞く。