タナダユキ組がクランクインしました。

hogodou2007-11-05

幾多の映画がそうであったように、タナダ組も様々な困難を乗り越えて10/30にクランクインした。
今回のキャストは若い。みんな、最後迄がんばれ。
今日はその折り返し地点で撮休。イマジカでラッシュを見る。ヘトヘトの僕らに引き換え、カメラマンの山崎裕さんはタフである。たむらさんといい、山崎さんといい、この世代にはかなわない。ラッシュ後、映画的課題について考える。撮休を利用して今日は盛りだくさんである。甲斐田祐輔組『砂漠(仮)』の本編集をスタジオで。菊池信之さん、渾身の音もほぼ出来上がった。タナダ組でも顔を合わせる菊池さんには、「見た?」「聞いた?」と毎日のように聞かれる。菊池さんは、なんだかとても嬉しそうだ…。『砂漠(仮)』の現場こそ、映画的課題に対する問いに満ちた現場だった。毎日、それだけだった。今更ながら楽しかったと思うし、この仕事を懐かしく、誇らしく思い出す…。
タナダ組の間を縫って、9日にはたむらさんとカラコレをする。
これで、絵完パケ
数日前…『暗殺・リトビネンコ事件』の予告編のナレーション録りをした。予告編のナレーターはARATAさんである。先日、星野道夫さんのイヴェントで、ARATAさんが彼のテキストを朗読した。その声に惚れて、今回ナレーターをお願いしたのだ。彼の穏やかな、しかし意志のあるナレーションは、素晴らしかった。そろそろ劇場でもかかるはず、お楽しみに。
このところ事件のノンフィクションものを読んでいたら、ふいに中上健次の『熊野集』や『重力の都』が読みたくなる。