エリック・ロメール

hogodou2007-01-23

ひどい風邪をひいてしまった。
クラインクイン直前なのに不覚。
奥原浩志組は、制作演出部が準備で走り回っている。今日は、出演者のマネージャーさんが次々に台本の決定稿を受け取りにくる。小さな作品だけれど、いい顔ぶれ。ちょっと前から、エリック・ロメール監督の映画の作り方が気になっている。『海辺のポーリーヌ』『満月の夜』『緑の光線』…。奥原監督とは、直接あまりこの件について話したことはないけれど、そんなロメールの愛らしい映画のことを遠くに思い浮かべながら、脚本を作っていたように思える。来るべき奥原監督の次回作とともに、ぼくたちのエリック・ロメール的実践は、うまく離陸するだろうか? 今回の撮影は、橋本清明さん。ちょっと前に見た丹下紘希監督作品『イエス 花 死 生』の撮影が素晴らしい。100才になった舞踏家大野一雄さんを撮影した映像作品。

足立正生監督の獄中ドローイング集を、深夜まで詰める。劇場やタコシェで販売しようと思うのだ。
『幽閉者』の美しいサブテキストのひとつになるだろう。
Yahoo映画で恒例の「いち早く見たい2007年2月3日(土)公開の映画は?」の投票が始まる。
他のラインナップを見ながら、ぼくたちはゲリラだと思う。
もしこれを読んでくれている方がいたら、是非1票入れて下さい。

今日のiPod NICK DRAKE『Pink Moon』→RANDY NEWMAN『SAIL AWAY』
7曲目「KNOW」のギターの弦の割れた音に、ニック・ドレイクの精神の震えを感じる。ランディ・ニューマンのこのアルバムは昔から好きだ。特に「SIMON SMITH AND DANCING BEAR」が。矢野顕子が何かのアルバムでカバーしていた。それもいい。昔、竹内書店から出ていた雑誌「パイデア」(安原顕さんがいた雑誌だ)のバックナンバー「特集 死と怨念 日本人の死意識」を読む。「蓮田善明の死の哲学」に、いろいろ考えさせられる。